将来へ向けて



・老人ホームの設立

日本では高齢化が進んでいると言われています。また、日本に住み日本で余生を過ごす外国人も増えています。最近では、独居老人の孤独死や介護疲れなども日本の社会問題となっています。

そこで、老人ホームを立ち上げたいと考えています。しかし、私たちが考える老人ホームは単に介護をする場ではありません。老人ホームと言うと、寝たきりになったりなど介護が必要な方だけが入る場所と言うのが一般的なイメージですが、私たちはどんな方でも受け入れられる交流の場所と考えています。

ですから、介護が必要な方でなくても、退職して一人でやることがない方や、一緒に趣味を共有したい方、あるいは年齢関係なくいろんな人と共同生活したい方など様々な方向で受け入れていける場所を作りたいと思っています。介護が必要になったときに入るのでは遅いのではないか、介護が必要となる前から人々との交流を通じ、老後生活を元気に充実させたものにできるのではないかと考えます。老人ホームの新しいスタイルを築いていきたいです。

・ファブリック工場

アフリカの人々の手で染められた生地は、とてもカラフルで生活の中でも様々な場面で利用することができます。しかし、その認知はまだまだ低いのが現状です。日本の技術とアフリカの文化を組み合わせて、アフリカンファブリックの需要を世界中で増やしていきます。現在は、アフリカから仕入れた生地を日本で販売しているので、そこから現地に工場を作り、現地の人々を雇用し、生活を安定させることによって子供たちを学校へ通わせることができます。継続的かつ現地へ貢献できるような取り組みをしていきます。

・国際学校

英語や日本語での教育ニーズに応えられるような学校計画を構想しています。現地アフリカにて、日本語や日本での生活様式・文化・ルールなど生活していくうえで必要なことを教える場として、活用していきます。十分な訓練を終えた者は、日本へ研修生として派遣することもできます。学んだことを実践することで、国際社会に通用する人材育成につながります。特に日本では、高齢化が進んでいることもあり、若年層の人材を確保することは国内だけでは困難になってきています。日本も今後もっとグローバルな社会になっていくと考えられるので、外国人の人材育成も、国を支える重要な要素になっていくことでしょう。

Padi's Tokyo African Reggae Barの活用

六本木に弊社運営のアフリカンレゲエバーを始めて7年が経ちました。日本人や外国人が友達を作ったり、音楽を通じて交流できる場所を目指して運営してきました。

このバーを通じて、異文化交流や人々がつながることができればと考えております。たとえば、企業の方々が飲み会や忘年会などの集まりに使う場所、結婚式の2次会など一緒に働く仲間と仕事以外でも交流を深められる場所を提供しています。日本人同士はもちろん、外国人の従業員も増えてきた今、彼らとの職場以外でのコミュニケーションも大切になってきます。お互いフランクになって話したり、意見を交換することで職場での接し方や指導の仕方も変わってくるかもしれません。このバーがきっかけになることを願っています。

また、私たちはアフリカ料理も販売しています。日本人には馴染みがないかとは思いますが、日本人の舌にも合うテイストになっています。食文化を通じて、異文化を知ることも気軽にできる交流です。逆に、日本に住むアフリカ人の方々には、異国の地にいても母国の味を楽しめる場所です。このバーがすべての人にとって、気軽に立ち寄れる安全な場所、つながりが生まれる場所であり続けることを願っています。